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2018年5月 6日 (日)

女性バーテンダー kasumi ~オークランド編~

★ はじめに ★

ニュージーランドと聞いてまず最初に思い浮かぶのは、大自然、羊、キウイでしょうか。旅行は勿論、留学やワーキングホリデーでも大変人気のある国です。ニュージーランド最大の都市オークランドには全人口のおよそ30%の約150万人が住み、その内の約40%が海外出身者という多種性あふれる街です。ここではそんな街で活躍する日本人女性バーテンダーを紹介します。

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★ クイーンストリート ★

潮風を感じることができるどこかのんびりとした街オークランド。豊かな自然に囲まれ、多種多様な人々が暮らしています。世界の住みやすい街ランキングでも常に上位にランクインしています。そんな街の中心部を南北に走るクイーンストリートは、お洒落なカフェやショップは勿論、シティホールや教会など歴史的な建物も立ち並ぶメインストリートです。クリスマスのサンタパレードをはじめ様々なイベントが開催され1年を通して賑わっています。

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★ 癒しのパブ ★

この活気あるクイーンストリートに、毎晩地元の人たちで賑わうパブがあります。その名も「QF TAV」、QFはQueen's Ferryの略、TAVはTAVERNの略でPUBの起源でもあるローマ時代に繁栄した街道沿いの飲食店のことです。英国パブ文化が浸透しているオークランドには多くのパブがありますが、クイーンストリートにお店を構えるのはこの一店のみです。夜になると昼間の目立たなさとは打って変わってきらびやかな姿に変貌し、多くの人々が癒しや救い、そして楽しみを求めて訪れます。

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★ 安全について ★

ここで一つ注意を。ニュージーランドは治安が良いと思われがちですが、あながちそうとも言い切れません。近年の不動産価格の異常な高騰で路上生活者も増えており、格差の拡大がさまざまな問題を引き起こしています。どんな街でも言えることですが、昼と夜では街の表情はがらりと変わります。昼は比較的安全なクイーンストリートですが、夜には日本人がひったくりにあったり、暴行される事件も発生しています。日本とは違うことを肝に銘じて行動しましょう。また、パブでは常に所持品から目を離さないようにし、喧嘩に巻き込まれないよう注意しましょう。その他、安全対策の詳細については在オークランド日本国総領事館のウェブサイトを参考にしてみてください。

★ 地元の人と楽しもう! ★

因みにオークランドには約1万人の日本人が暮らしていますが、観光ガイドにもあまり紹介されていないこのパブに日本人が訪れることはほとんどありません。地元の人で賑わう夜のパブは怖いイメージがあるかもしれませんが、せっかくニュージーランドに来たのだから観光地だけではなく、地元の人たちとの交流も楽しみましょう。ワーホリなら尚更です。

★ 日本人の女性バーテンダー ★

このパブを切り盛りする女性バーテンダーを紹介します。この店唯一の日本人、そして女性であるkasumiです。独特なユーモアセンスと明るい笑顔で地元の人たちからは勿論、同業者たちからも一目置かれる女性バーテンダーです。一人歩きはお薦めできないちょっぴり危険な夜の街の、日本人がほとんど訪れることのないローカルのパブで、酔っぱらった大男たちを相手に日々奮闘しています。

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★ 厳しいバーテンダーの世界 ★

日本では女性のバーテンダーも増えてきていますが、海外で日本人の女性がバーテンダーになることは決して容易なことではありません。バーテンダーとしての経験や知識以前に、言葉、文化、人種、性別など大きな壁がたくさん立ちはだかっているからです。そして何よりもパブのバーテンダーは人間としての魅力、カリスマ性を持ち合わせていなければなりません。この仕事には長い歴史と大きな尊厳があるのです。

実際、日本のブリティッシュパブとアイリッシュパブで経験を積んでいたkasumiも、オークランドでバーテンダーの仕事を得るのには相当苦労したそうです。履歴書を3度も提出するも全く相手にされず、しつこくお店に通って直接マネージャーに「仕事が欲しい」と訴え続け、ようやく仕事を得ることができたそうです。熱い気持ちは言葉以上に伝わるのかもしれません。

★ 日本とは全く異なる世界 ★

日本のバーと言えば、黒いベストに蝶ネクタイのバーテンダーがかっこよくシェーカーを振ってカラフルなカクテルを調合し、客は(実際には何が入っているかよく分からない)お酒をまるで料理評論家のように味わいうんちくを語る。キザなセリフで女性を口説くも失敗し、帰りの会計時には高額な請求にびっくり!なんてことも。ちょっとお高くて、堅苦しいという印象を持っている方も多いと思います。一方、ここQF TAVはその正反対の場所と言えます。まさにジェリー・ブラッカイマー製作の映画「コヨーテ・アグリー」に出てくるバーのイメージです。百聞は一見に如かず、是非一度映画をご覧ください。下は予告編です。

★ 人生を楽しむ ★

ここQF TAVではカラフルなカクテルやワインを飲む人はほとんどいません。ビールあるいは強い酒をショットで飲む人が大半です。これぞ荒くれ者、男の酒?です。お酒をじっくりと味わうというより、会話を楽しみ、みんなで思い切り盛り上がる、そんな場です。勿論ゲストにおごられればバーテンダーも一緒にお酒を飲みます。チップをはずめば更に素敵なパフォーマンスを見せてくれます。

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★ パブはみんなの家 ★

パブとはパブリック・ハウスの略で「公共の家」、分かりやすく言うと「みんなの家」です。人種も貧富の差も関係なくみんなが平等に楽しめる場なのです。肌の色も、襟の色も関係ありません。そこにあるのはゲストが守るべきたった一つのルール「他人に迷惑をかけないこと」です。暴力をふるったり、女性に対して下品な話をしたりすることは最も許されないことです。バーテンダーは時に用心棒として、ルールを守らない者に毅然とした態度で忠告したり、凶暴化した酔っ払いに退店を命じたりします。常にわずかな動きも見逃さず、ゲストがくつろぎ楽しめる雰囲気を壊さないよう努めています。どんなに立て込んでいても注文の順番を間違わず、客の些細な会話も聞き逃さない、それが「みんなの家」のホスト、バーテンダーなのです。

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パブの楽しみ方は人それぞれですが、ここではスポーツ観戦、ライブ、DJミュージック、カラオケナイトなどイベントも盛りだくさんなので自然にみんなが一体となって楽しむことができます。

★ 日本とは違うバーテンダーの役割 ★

パブは「みんなの家」が故、そこでは様々な文化、価値観が衝突します。時にその衝突が新しいものを生み出すこともありますが、誰もが熱くなるスポーツ観戦やライブ、歩くスペースもないほど混み合っている時には、小さな衝突が大きな喧嘩へと発展することもあります。屈強なセキュリティと一緒に喧嘩を制止し、流血したゲストに応急手当を行うのもバーテンダーの仕事です。腕力のない女性にはきつい仕事です。

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★ バーテンダーはバレリーナのごとく ★

バーテンダーはエンターテイナーとしての役割も担います。誰もがパブに入ってまず最初に見るのはバーテンダーではないでしょうか。まるでバレリーナのようなしなやかな身のこなしで10人分のお酒を作りながら、みんなの不平を聞き、時々冗談を交え笑わせる。バーテンダーの立ち振る舞いは常に注目されています。

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★ 自由がある! ★

パブは誰にとっても居心地の良いところでなければなりません。自由なコミュニティであり、地域住民にとって大切な寄り合いどころなのです。人々のコミュニティの場がネットへとシフトしていく今、心の通うリアルなコミュニケーションを提供する数少ない場所なのかもしれません。ここでは誰でもすぐに友達になって語り合うことができます。銀座やホテルにある高級なバーとは異なり、ここではみんなが開けっ広げで、人生を楽しみ、自分らしく過ごします。歌ったり、踊ったり、大声で笑ったり、泣いたり、…自由なのです。

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★ 酒は人生の友 ★

 最後にお酒にまつわる好きな名言を2つ。

神はわれわれを愛し、われわれに幸せになることを求めている。ビールがその証拠である。(ベンジャミン・フランクリン)

酒は人類にとって最大の敵かもしれない。だが聖書はこう言っている、「汝の敵を愛せよ」と。(フランク・シナトラ)

これでお酒を飲むことへの罪悪感が少しはなくなったでしょうか。 さあ、パブへ行って人生を楽しみましょう。(2018年5月 ひまじん)

★ 女性バーテンダー kasumi のプロフィール ★

柴田花純 法政大学卒業。大学で「まちづくり」について学ぶ中、コミュニティというソフト面の重要性を痛感し英国パブ文化に興味を持つ。卒論ではパブとコミュニティについて研究、大学4年の夏から1年間日本のブリティッシュパブ、アイリッシュパブで修行し、単身オークランドに乗り込む。現在地域に愛される女性バーテンダーとして活躍中。趣味はダンス。5歳からバレエを学び、高校でバトン、大学でチアを経験。

サイト 女性バーテンダー kasumi ~オークランド編~  より。

2017年3月 2日 (木)

ドイツ人がやってきたぁ!

ドイツ人がやってきたぁ!

我が家にドイツ人の青年がやってきました。しかも結構突然に!

その経緯はというと…

娘がフィリピンのセブ島滞在中にたまたま訪れていたドイツ人と友達になっちゃって…。

急遽日本に立ち寄ることを思い立ち、泊めてくれないかと…

まさに シュポンターン!

計画なし、その日の気分、ノリで即行動するところが本当にすごい!

勿論私もシュポンターン! 負けていません。

これも「縁」だとそんな彼を温かく迎え入れることにしました。

彼はというと、世界を自由に旅している、バックパッカー。

22歳という若さで、既に20ヵ国以上も訪れたそうな…知識も経験もすごいのなんの!

ドイツ人は好奇心が強く、旅行好きというのは本当なんですね。

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そもそも私もドイツには何かしら「」を感じるところがあったりして。

市川市のパートナーシティの一つにドイツのローゼンハイム市があります。

実は娘は中学時代に市の海外派遣事業でそこへ行く予定でしたが、

新型インフルエンザの流行で中止になったという苦い経験があります。

今度こそはドイツ人と心の交流を! という気持ちが家族一同ふつふつと…

しかし、ドイツ人と言えばドイツ語。果たしてコミュニケーションができるのか?

それについては心配は不要でした。勤勉なドイツ人、英語を話せるとのこと。

たどたどしい英語でいろんなことについて話すことができました。

教育、経済、スポーツ、文化、…何を話してもとにかく楽しい!

娘曰く、私の英語は「出川イングリッシュ」で、聞いていて恥ずかしいと。

確かに彼からもfunnyと言われましたが…「そんなの関係ねー」です。

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実際に一つ屋根の下生活してみると、彼は本当に素晴らしい人間でした。

ドイツ人ってみんなこんな感じなのかなぁ?

まず、挨拶をきちんとする。そして、約束や時間を必ず守る。

電車でお年寄りや身体の不自由な人を見つければさっと席を譲る。

年上の人を常に敬い、誰とでも一生懸命コミュニケーションをしようとする。

病気の人を心から気遣い、特に女性を労わる。

トイレやお風呂の使い方も驚くほどきれいで、ベッド周りも常に清潔にしている。

玄関や部屋のドアを開閉するときなども物音ひとつたてず、常に周りを気遣っている。

親切」、「勤勉」、「礼儀正しい」、「清潔」といった言葉がぴったりの方でした。

私の周りにいる日本人の若者にはなかなかいないような…。

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滞在中は渋谷のクラブ、原宿竹下通り、秋葉原メイドカフェ、浅草浅草寺、皇居東御苑、

富士山など、関東の観光名所を文字通り「思い切り」楽しんだようです。

たった11日間でしたが、私も驚き発見刺激がいっぱいの毎日でした。

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ホームステイで海外の人を受け入れるのはオーストラリア人に続いて2度目ですが、

その都度、家族が増えていく気分です。そしてその都度生き方を考えさせられます。

出会いって本当に素晴らしい!

2011年12月20日 (火)

ディベート大会

全国高校生英語ディベート大会、64校中56位だったそうです。

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初出場なのでこんなところでしょうか。全国には強豪がたくさんいるようです。

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友達をたくさん作って、存分に楽しんできたようです。

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お土産を買う時間もほんの少しだけあったようで・・金沢あんころ餅を頂きました。

2011年12月 1日 (木)

帰ってきた娘

娘が中国から帰ってきました。
優しいパパは駅までお出迎えです。
我家から徒歩1分の駅までですけど。

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中国のお友達がたくさんできて最高に楽しかったようです。
これから地獄の報告書が待っているのにね。

お土産は・・・

中国の切り絵。

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北京を紹介する冊子(集合写真入り)。

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大好きなパンダちゃん。

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その他もろもろお菓子など。

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そしてこちらは中国のお友達から頂いた中国結です。
幸運をもたらすそうです。座布団くらいの大きさがあります。

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娘は最近すっかり海外旅行慣れして偉そうです。
確かに私よりも世界を知っているのかもしれません。
観光よりもホームステイやホームビジットを通して海外の人と深く関わることが何よりも楽しいようです。

2011年11月24日 (木)

訪中代表団出発!

ここは成田国際空港出発ロビー。

23日、日本高校生訪中代表団が集まりました。いよいよ中国へ向けて出発です。
北京、南昌、上海と一週間かけて交流を深めてくる予定です。

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様々な高校の生徒たち、まだ少し緊張があるようですが帰ってくる頃にはきっとみんな生涯の友達になっていることでしょう。

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中国国際航空で飛び立っていきました。

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娘は今年になって、アメリカへ短期留学、韓国へ修学旅行、そしてこの度の中国訪問、そして帰ってきたら全国高校生英語ディベート大会で金沢へ、と勉強する暇もなくあちこち飛び回っています。他にも生徒会、部活、ボランティア活動、市の国際交流活動、・・・少しはパパとも遊んで欲しいところです。(笑)

2011年11月20日 (日)

ディベート

日本は死刑を廃止すべきである、是か非か。

とても難しいテーマです。終身刑がない日本ということも考慮すると更に複雑になります。

先日サイエンスクラブカメレオンのメンバーでも熱く議論しました。

というのも娘が千葉県高校生英語ディベート大会に出るということだったので・・・

こんな難しいテーマについて、しかも英語でディベートとは驚きです。

ディベートのルールも初めて知りましたが、①肯定立論、②否定質疑、③否定立論、④肯定質疑、⑤否定アタック、⑥肯定質疑、⑦肯定アタック、⑧否定質疑、⑨肯定ディフェンス、⑩否定ディフェンス、⑪肯定総括、⑫否定総括 と分刻みで次々に英語でスピーチしていかなければなりません。日本語でも難しいですし、語学力だけでは決して勝てない勝負です。

先日行われた県の大会では強豪高の中、何とか上位に食い込み金沢で開催される全国大会へ出場することになりました。

ここまできたら世界大会を目指せ! と応援しています。

2011年11月 6日 (日)

お土産

韓国といえばやはりキムチですかね。娘の修学旅行のお土産です。

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白いごはんとキムチがあれば他には何もいらない! 美味しく頂きました。

他にも何やらいろいろ買ってきました。

チマチョゴリのペンや

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カラフルな小銭入れ?、

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いろんなお菓子、そしてこんな雑誌まで。どうするんだろ?

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KARAや少女時代のグッズは何もなしでした。とほほ。

そういえば自分の修学旅行の思い出って全くないな。

2010年10月11日 (月)

感動のホームステイ受け入れ体験でした!

久しぶりの更新です。

オーストラリアの学生を受け入れ、あわただしく過ごしていました。

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普段「手作りカードを贈ろう運動」を通してえらそうにコミュニケーションの重要性を説いている私ですが、本当のコミュニケーションを全く理解していませんでした。

これまでに20ヶ国の人とメールでやり取りをしてきました。
英語、フランス語、スペイン語、オランダ語、・・・インターネットで意味を調べながら何とかやり取りしてきました。でも所詮はメールでした。

日本に住んでいる海外の方とも交流してきました。でも所詮は一緒に飲む程度。

文化の異なる人と一緒に生活をするというのは全く別の次元のものでした。

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片言の英語、片言の日本語でのコミュニケーションは最初とてもしんどいものでしたが、日を追うに従って心の距離は縮まり、次第に通い合うようになりました。お互いに理解しようという気持ちと「思いやり」をもってすれば言葉なんて必要はないのかもしれません。語学力よりも心が大切。会話は心でするもの。それがコミュニケーションの本質だと思いました。

楽しい日々もあっという間に過ぎ去り、お別れの時には熱いハグ、思わず涙がこみ上げてきました。

今、シェイラのいなくなった食卓はとても淋しいものです。

でもシェイラのお陰で家族も大きく成長しました。Thank you!

2010年7月27日 (火)

ボルシチ

ロシア人の女性が遊びにきました。

何と我家でボルシチを作ってくれました。

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本場の家庭の味、とっても美味しかったです。

最近、国際化の波から逃れられないひまじんです。
アメリカ、カナダ、中国、韓国、シンガポール、タイ、・・・日本にいる外国人の知り合いが増えました。秋にはオーストラリア人のホームステイの受け入れです。

さすがに少しは英語を勉強したほうがいいかな?

2010年6月24日 (木)

英国留学???

娘が学校から持って帰ったパンフレット。

「ブリティッシュヒルズ」・・・パスポートのいらない英国留学???

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どうやらこの夏ここへ行けることになったらしい・・。

広大な土地にまるでハリーポッターの世界のような建物の数々、中世の豪華なインテリアや家具、日本とは思えないのですが・・・ここ、福島県なんです。施設内の公用語は英語、通貨はブリティッシュヒルズポンド、スタッフは英語圏の外国人。確かにイギリスへ行ったような気分になるかもしれませんね。

ひまじん家も国際化が進みます。当方乗り遅れ気味!

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