【工作】ゾートロープ 回転のぞき絵
映像技術第3弾、回転のぞき絵、ゾートロープの作り方。ゾートロープはフェナキストスコープの円盤に周りに描かれていた絵を直線状に並べ替え、それを丸めて円筒形にした機器で、円筒の周りで一度に何人もの人が楽しむことができます。今回は、このゾートロープを紙カップ、コピー用紙、ビニールテープ(黒)で作って、手回し、ハンディ扇風機、モーターを使った3種類の回転装置を紹介しています。8コマのアニメーションを楽しみましょう。
動画技術発展の基礎となった以下の3つの簡単な技術について、実際にその装置を作って楽しみながら勉強しよう。
1回目 ソーマトロープ 驚きの回転 Thaumatrope
2回目 フェナキストスコープ 驚き盤 Phenakistoscope
3回目 ゾートロープ 回転のぞき絵 Zoetrope
今回はゾートロープです。
ゾートロープを作ろう!
<材料>
・紙カップ(底が深い場合はカットする)
・コピー用紙(8コマのアニメーションを描く)
・ビニールテープ
<道具>
・ボールペン
・マジック
・はさみ
・定規
・マスキングテープ
<作り方>
①紙カップの内側に8箇所のスリットの線を入れる
(動画の中で紹介している自作8等分ガイドを使うと正確に8等分できる)
②紙カップの側面に黒いビニールテープを貼る
③スリットをカットする
④コピー用紙に8コマのアニメーションを描いて切る
⑤マスキングテープを粘着面を外側にして輪っかにし、絵の裏に貼って紙カップの内側に貼る
(絵の順番を間違わないようにしましょう)
回転装置を作ろう!
回転装置1(手回し式回転装置)
<材料>
・ペットボトルのキャップ
・ストロー(直径12mm)
<道具>
・グルーガン
・マスキングテープ
<作り方>
①ペットボトルのキャップの内側にホットボンドをつけてストローを固定する
②マスキングテープの粘着面を外側にして輪っかにし、キャップに貼って紙カップの底の中心に貼る
(中心に貼らないと回転が安定しない)
<回し方>
・ストローを両手で挟んで竹トンボを飛ばすように左右の手を交互に前後する
回転装置2(手動ハンディ扇風機を利用した装置)
<材料>
・ペットボトルのキャップ2個
・手動ハンディ扇風機(100円ショップで購入)
<道具>
・電動ドリル
・ドライバー
・マスキングテープ
<作り方>
①手動ハンディ扇風機を分解する
(前ガード、後ガード、羽根をとる)
②ペットボトルのキャップの中心に手動ハンディ扇風機の回転軸の大きさの穴を開ける(1つのみ)
③ペットボトルのキャップを合わせてマスキングテープで貼る
④マスキングテープの粘着面を外側にして輪っかにし、キャップ(穴が開いていない方)に貼って紙カップの底の中心に貼る
⑤ペットボトルのキャップの穴にハンディ扇風機の回転軸を挿す
<回し方>
手動ハンディ扇風機のレバーを引く
回転装置3(モーターを利用した装置)
<材料>
・カラーボード
・モーター
・手回し発電機
<道具>
・両面テープ
・マスキングテープ
<作り方>
①モーターが垂直に立つようにカラーボードで台を作る
②回転装置2で作ったジョイントを同じように紙カップの底の中心に貼る
③ペットボトルのキャップの穴にモーターの回転軸を挿す
④手回し発電機を繋げる
<回し方>
手回し発電機のレバーを回す
【撮影後記】
3回シリーズ最後の回となりました。8コマのアニメーションを描くのは本当に大変でした。まず、アイデアが出てこない!そして絵が描けない!増してや少しずつ動かして描くなんて無理!でも何とか終えることができて幸せいっぱいです。次回は何を作ろうかな。アイデアはたくさんあるのですが、何からやるか悩み中。
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