「ひまじんのやかた」というサイトを立ち上げ、10月1日で2年になります。
2005年11月に趣味の拙いポップアップカードの型紙の配布を始め、多くの方と出会うことができました。
思い起こせば4年前情報学を学んでいた時、メディアやコミュニケーションについて興味をもつようになりました。
現代社会では人々は情報通信機器を巧みに操りコミュニケーションを行っています。とても便利なのですが「文字だけ」「言葉だけ」のコミュニケーション方法に私は少し違和感を感じていました。
人間の本来のコミュニケーションとは五感をフルに使ったものではないでしょうか。
人は心にあるものをより正確に伝えるために、言葉や身振り、手振り、笑ったり、泣いたり、怒ったり、時に触れあったりしながらコミュニケーションをするものだと思います。
メッセージカードやグリーティングカードもメディアの一つです。勿論ポップアップカードも。
モノを作る時には五感をフルに使います。見て、聞いて、触って、嗅いで、時に味わって。私は五感をフルに使って作るカードは素晴らしいメディアではないかと考えました。言葉や文字を遥かに超えて。
カードはいろいろな「思い」を人から人へと運びます。「思い」を込めて作ったカードは贈る人、贈られる人をほんの少し温かくします。私の拙いサイトを見て「カードでも贈ってみようかな」と思ってくれる人がいたらとても幸せです。
今こうしている間も、どこかで誰かが思いを込めたカードを贈って心温まる出来事が起きていると考えると素敵です。そしてカードをもらった人がまた誰かにカードを贈って・・・。映画「ペイフォワード」を見たときにこの「カードを贈ろう運動」ももしかして世界を変えるのではないかと思いました。
もうすぐ2年を迎えるこの密かな運動の成果がほんの少しではありますが出てきているような気がします。
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